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2017-08

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神々も走る(?)年の瀬(その1) - 2008.12.08 Mon

地域毎に偏りはあるものの様々な宗教が共存しているボスニア・ヘルツェゴビナですが、今年に関しては今月から来月に掛けては各宗教の重要な行事が立て続けに入る時期でもあります。
そもそも日本で言うところの「師走」というのは「教師」が忙しさに走るのではなく、年末に仏教の僧(師)が読経の為に各家庭を訪問して廻る習慣があった事に由来するという説が有力だそうですが、ボスニア国内の各聖職者にとっても「師走」という表現がピッタリな時期なのかもしれません。(※注1)

さて、今日(8日)はイスラム教で重要な行事の一つ「クルバン・バイラム(Kurban Bajram=日本では犠牲祭)」にあたる日でした。
今朝起き抜けにTVのスイッチを入れBHT1にチャンネルを合わせると、いつもなら朝8時から放送開始にも関わらず朝7時台から既に番組が始まっているので何事かと思いきや、クルバン・バイラムの祈祷中継。
そうそう、数日前から中継があるって予告が流れてたのを思い出しました。
(目ざとい息子からも「イスラム教のお祝いのお祈りだよ~」ってダメだしもらいましたorz)

その後メッカの巡礼の様子もテレビで紹介されていたのを息子と一緒に観ていましたが、世界中のどこからこんなに人が集まってきたのかと思う位の巡礼者の数に息子共々圧倒されました。
これでも、巡礼に参加できる信者というのは財力も体力も十分にある一部の人達なのですよね。

巡礼の地・メッカの名は日本でも「○○のメッカ」という表現が定着している程有名ですが、メッカがサウジアラビアに位置するという事は航空会社の客室乗務員の方のブログを拝見するまで恥ずかしながら知りませんでした。

中東系の航空会社に勤務されている客室乗務員の方はメッカの最寄空港であるジェッダへのフライトにも乗務される機会があるようですが、一生に二度廻ってくるかどうか分からない巡礼に向かう乗客を乗せたフライトは独特の雰囲気が漂っているそうですよ。
この時期にはジェッダ行きの臨時便を飛ばす会社もあるようですが、イスラム教徒が40%程を占めるボスニアからもチャーター便など出たのでしょうか。(気づくのが遅くサラエボ空港のHPで確認しそこねました>涙)

一方、メッカでの巡礼に参加しない信者は家畜を生贄として捧げ、その肉を親戚や近所の人々に分け与える習慣があるそうで、このクルバン・バイラムにおいてこの習慣は非常に重要な行為なのだそうです。
この生贄に捧げられる家畜はボスニアだと羊が大半だと思いますが、国によっては「山羊イ-ド」というように犠牲祭の現地語名に生贄にする動物の名前が入っている場合もあるようです(Wikipediaより)
また、ボスニアにおけるクルバン・バイラムの習慣を紹介したサイト(Obicaji proslavljanja Kurban-Bajrama u Bosni )によると、普段から庶民に親しまれているバクラバというクルミが入った甘~いお菓子も欠かせないものの1つだそうですよ。

最後に残念なお知らせですが、こうした神聖な日に南部・Gacko近郊のFazlagica kulaではモスクが火災に遭いミナレット(塔)以外の建物が被害にあった模様です。国内のイスラム教関係者だけでなくGackoが属するするスルプスカ共和国側の政府関係者等も遺憾の意を表し、犯人の追及に全力を尽くすと述べています。

それでは日付が変わる時間に近づいてしまいましたが、全てのイスラム教徒の方々に「Bajram Šerif Mubarek Olsun!」(注2)


(注1)
イスラム教におけるもう1つの重要行事であるラマザン・バイラム同様、毎年約10日程繰り上がっていく為来年は12月ではなく、11月末(27日)がクルバン・バイラムにあたります。
(注2)
クルバン・バイラムに際しては上記の「Bajramー」以外にも幾つかお祝いの言葉がありますが、イスラム教信者以外が祝いの言葉を述べる際には宗教色の薄い「Čestitam Kurban Bajram」「Sretan Kurban Bajram」といった表現で祝福する事もあるようです。(これは他の宗教のお祝いにも応用できます)
参考までに↓は地方紙に掲載された市長及び各政党(セルビア系、イスラム系)からの祝福メッセージです。(キリル文字なんで分かり難いですが・・)

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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イミリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

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なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年1月15日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 62.16 円

<クロアチア>1ク-ナ= 16.15円

<セルビア>1ディナール= 0.98 円

<マケドニア>1ディナール=1.97 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 121.32円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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