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2017-04

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聖なる朝に乾杯を~第2話・ニアミスを回避せよ②~ - 2008.04.14 Mon

(このお話は前回のブログの続編です)

「オストログに行ってみない?」

の”オストログ”とはボスニアと国境を接するモンテネグロに位置する、正教の聖地の1つ「オストログ修道院」を指します。
険しい岩の合間に建立された修道院は、正教の聖地とはいえどあらゆる宗教の教徒にもその門戸を開いており、モンテネグロはもとより旧ユーゴからもこの修道院にまつわる数々の奇蹟を信じて訪問する人々が絶えません。

オストログ修道院に関しては説明が長くなると先に進まないので、詳しくはどぶ朗さんとmaityさんのblogをどうぞ
どぶ朗さんのブログ
maityさんのブログ

私自身は正教徒ではないもののTVなどでその荘厳な姿を拝見しては「いつかは行ってみたいな~」とつぶやいていたものですが、そんな折日頃何かとお世話になっている蝶々おばさん(仮名)から
「参加しているコーラスグループでオストログ修道院ツアーを企画したのだけど、メンバー以外の知人を誘ってもOKなのでこの機会にMic'oも行きなさいよ~」
という話しが舞いこんできたわけです。
丁度ツアー日程が週末に当たるのでオットも「いいタイミングじゃないか~。行って来い、行って来い~」と勧めるし、しかも「オストログなら、こないだニアミスで会えなかった2人にも会う機会もあるんじゃないか?」と。

1人でツアーに参加すると言ったら同じような反応を示したかは分かりませんが、今回は自分が絶大な信頼を置いている蝶々おばさんが同行するとあって全面的にオストログ行きをバックアップする勢いです。
(加えて、ドゥブロブニクでのニアミスで落胆気味な私を景気づけたいという気持ちもあったのかもしれませんが・・)
念願のオストログ&ニアミスのお2人に対面(できるかも)の一石二鳥ツアー、参加しない手はないですが、出張から戻ってきたばかりな事もあって流石にもろてを上げて参加表明~というのもやや気が引けるし、それより今度こそニアミスにならないように事前にお2人にご都合を聞いてみないと~

ところでオストログ修道院へはセルビア正教徒が多数を占めるここスルプスカ共和国からも多数の格安ツアーが組まれており、オストログ修道院+ボスニア各地の修道院巡りを含めて1泊2日で30KM~40KM(日本円にして約2400円~3200円)。ちなみに夏季シーズンにオプションで海水浴が付くとちょっと割増になるみたいです。
ここからオストログまでバスで片道約10時間ですが、同じくバスで4時間程のサラエボまでバス運賃だけで片道平均25KM(日本円にして約2000円)である事を考えるととてつもなく格安なツアーである事がお分かり頂けるかと思います。

その代わり、宿泊先は

屋外

ですが、何か?

キャンプ場じゃないですよ。文字通り夜空の下に毛布をひいての就寝です。
実は2年程前に同様のツアーに参加したオットの従姉妹とその義妹さんから「私達野宿したのよ~」と報告を受けていてその時には半信半疑だったのですが、その後TVで放送されていたオストログの特集番組で参拝客の方々がずらーっと並んで野宿されている光景を目の当たりに。
一応参拝者用の宿舎があるのですが、ハイシーズン中はもの凄い数の参拝者が訪れる為に宿舎の供給が追いつかないが故の野宿だそうです。
さすがに3月末は朝夕冷え込む為、今回のツアーではMy毛布を持ち込んでの車内泊(×2晩)。流石に2晩続けての車内泊は辛そうですが、車の中で寝るのは慣れたものなので(→これが後に伝説を作る事に)、気になるのは少し前に痛めた腰の事位。

オットからオストログ行きを勧められた数日後、どぶ朗さん&maityさんからも「是非会いましょう~」と暖かいお言葉を頂いたのを機に正式に参加を決めた私は蝶々おばさんの指示に従ってツアー主催団体のオフィスに向かいました。
蝶々おばさんからは「参加料金とIDカードを持っていくのよ(ツアーの場合国境通過時に全参加者のID番号を控えた書類提出が必要)」と言われてましたが、IDカードでもボスニア国籍のない私が持っているのは外国人用IDカ-ド。
ボスニアの出入国の際に限っては外国人用IDカードだけでOKですが、ボスニア国民ならボスニアのIDカードだけで入国できるモンテネグロも、外国人IDではちょっと無理だろう、と思い一応パスポートも持参したところ
ツアー受付のお姉さん曰く
「あなたが参加する旨は蝶々さんから伺ってましたのでこちらで事前に確認を取りましたが、あなたもIDだけで大丈夫ですよ~」
と言うではありませんか!

(ボスニアにしては珍しく)仕事早いな~!!
と感激している間もなく、次に彼女の口から出てきたのは

「それからスカートとスカーフを持参するのをお忘れなく」

え、スカートとスカーフ?!
サラエボに行く時にはモスクに入る可能性が高いのでスカーフは持参しますが、正教の宗教施設に入る際にはスカーフの着用を義務付けられた事はないし、スカートに関しては初耳です。
なんでも修道院によってはスカーフとスカートを着用しないと入れない所もあるそうで、ズボンを履いていてもその上からスカートを着用すればOKだそうです。(まあ、見た目すごいいでたちになる事間違いなしですが・・)

申し込みを終えてオフィスを出ようと扉を開けたものの、「全ての人に門戸を開いているオストログはともかく、そんなに厳格なルールの下にある他の修道院の礼拝に異教徒の私がのこのこ同行するのは歓迎されないのでは?」と思い直し、ツアー受け付けのお姉さんに不安を打ち明けたところ、その横に座っていたオット友人のお母様から
「あなたがどの宗教の信者であっても、善意を持って参拝するのであれば全く問題がないのよ」と力強い一言を頂いたので、まあとりあえず行ってみるまでよ、と開き直って見ることに。

後は、どぶ朗さん&maityさんとニアミス再発防止の為にお互いの携帯番号交換を忘れないようにしないと(笑)

尚、このツアー、日程予定表は一切ございません(汗)
ツアー出発時間を除き、行き先並び到着(出発)時間は現地行いてみないことには全く分からない状態になっており、この辺り、思い切りボスニアらしさが浮き彫りになっております
但し、行き当たりばったりの旅路が日本人だけでなくボスニア国民のメンタリティーに必ずしもマッチしているわけでないのが判明するのは、また後の話。

                   ~続く~





● COMMENT ●

異教徒の身で厳格な修道院での礼拝…行ってみなければ分からないという状況下で、大変緊張されたのではないかと・・・。サラっと話は伺ってましたが、準備段階でこんなストーリーがあったとは!

コトルの正教の教会は観光地だけあって、異教徒であっても観光ついでに、サンダル&ジーンズ姿など非常にラフな恰好で教会に入っても叱られませんが、厳格な修道院ではスカート&スカーフ着用ですか!
コトルの教会は、観光の一環として、異教徒の観光客が足を踏み入れるのを許してくれているのだと思いますが、でも、現地側にしてみれば精神の拠り所となっている教会。
受付のお姉さんの力強い一言は、Mic'oさんだけでなく私も胸に響きました(^^)
門戸を開いてくれている修道院や教会に対し、失礼な事がないよう、正教をもう少し学ばなければ・・・と改めて思いました。

こちらの現地発のツアーは、本当ぶっちゃけ不安ですね~
去年、長期でみえた出張者の方が、私が「日本人女性ひとりで寂しい生活を送っているから」ということで、奥様を連れてきてくださった事があり(渡航・滞在費実費)、滞在先のホテルに貼られていたツアーが目にとまって、女性ふたりでティバット発スロベニア行きのバスツアーに参加してみたらと誘われたのです。
非常に格安だったのですが、スロベニアのどこへ行くのか詳細が不明だったし、加えて「日帰り」というのがうさんくさくて・・・。

ボスニア北部→モンテネグロ南部までで片道10時間掛かるのに、今更改めて考えてみて、スロベニアまで日帰りって・・・目的地での滞在時間はどうなってたのかな?(笑)
結局は、私もその奥様も英語・現地語ともに不十分なので、何かあったらマズイということで断念させてもらったのですが、止めておいて良かったかも!!

Mic'oさんの参加されたこのツアーに何があったのか、ますます気になりますね~!次回も楽しみにしております(^m^)

>maityさん

宗教施設って観光で何気に訪れたりしますし、だからといってルールを守ってさえいれば入場を拒否された事もないところが大半かな~と思いますが、基本的にはmaityさんがおっしゃるように信者の心のよりどころですもんね。
信者であるない、そして宗教に関する知識がどれだけあるかに関わらず、その宗教に対する敬意を持たず建物の1つとして入るのは失礼に値するかな~と。
といいつつ、私も深い知識がないのでとんちんかんな質問をしたりしますけどね(汗)でも決して悪意からではないし、その辺りは知識を得る上で通る過程だと思うのでお許しいただければ~って感じです。
あ、スカート&スカーフの件は後日談がありますので、この後の展開をお楽しみに(^m^)

それにしてもモンテ→スロベニア日帰りって・・・
けちらずにせめて1泊位させてほしい(^^;)
何を見たんだか分からない旅に出るよりは、ドゥブロブニクでマタ~リしている方が充実してそうですよね

宿泊先が屋外とはいえ、や、安い!
よく、激安のツアーの広告をみるのですが、それらもバス泊なのかも!?

この時期、まだまだ夜は冷え込む時もあるので、いくら御加護があっても風邪ひきますよね~?(笑)

旦那さんに感謝です!宜しくお伝えくださいませ。

>どぶ朗さん

>>よく、激安のツアーの広告をみるのですが、それらもバス泊なのかも!?

いや、案外キャンプ張って野宿かもしれませんよ~(嘘)
実は後で知った事なのですが、私達のグループの中で宿泊所に泊まれず野宿になった方がいらしたらしいです(@0@)
まあ、バス移動している間はすこぶる元気そうだったので、多分聖ヴァシリイェのご加護があったのかも?!
でも、バスで寝泊りしてたドライバーさんは発熱してました(汗)


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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イミリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

http://ameblo.jp/micobih/

仕事関連や刺繍に関する問い合わせはtagjug@hotmail.comまでお願いします。(状況により返事が遅れたり、返信できない事もありますので、予めご了承下さい)

※お問い合わせに関するお願い
ここ数年、在外邦人をテーマにしたある番組から出演依頼のメールを頂くのですが、諸事情によりプライベートな生活の紹介を含むTV取材等は遠慮させて頂いております。何度お断りしても他のルートを通じて繰り返し同様のご連絡を頂くので、当方もその都度お断りの返事をしなければならず、大変困っております。私にだけでなく、知人にも迷惑が掛かっているケースもありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年1月15日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 62.16 円

<クロアチア>1ク-ナ= 16.15円

<セルビア>1ディナール= 0.98 円

<マケドニア>1ディナール=1.97 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 121.32円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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