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2017-11

皮肉なる偶然 - 2007.10.11 Thu

ニュ-スの鮮度上、もう少し早めにUpするべき話題だったのですが
9月30日、セルビア人住民が多数を占めるスルプスカ共和国側の大統領ミラン・イェリッチ氏が心臓発作の為死去しました(享年51歳)

「大統領、心臓発作で地元・モドリッチャからドボイの病院へ搬送」という緊急速報が飛びこんできたのは夜7時のニュース放送本番中。
記憶を辿ると数年前にアメリカで心臓手術を受けていたはずの同氏。再び心臓発作に襲われたのか、と思いを巡らしていましたが、ドボイ病院の医療スタッフの蘇生もむなしく、氏の心臓は再び鼓動する事なく還らぬ人に。




<左>死亡翌日の日刊紙Nezavisne Novine <右>ボスニアサッカー協会会長としての死亡記事を掲載しているスポーツ紙AVAZ SPORT
1956年生まれのイェリッチ氏は昨年秋の選挙でスルプスカ共和国大統領に選出される前から、地元モドリッチャのオイル精製所長、同共和国産業・エネルギー省大臣として同共和国をリードする人材として注目されていただけでなく、スポーツ界においてもスルプスカ共和国サッカー協会及びボスニア・ヘルツェゴビナサッカー協会の会長を務めるなど、様々なフィールドで精力的に活動。
そうした経緯から葬儀にはボスニア政府関係者や諸外国の要人達に混じり、
隣国セルビア及びモンテネグロのサッカー協会関係者、及びUEFA会長のミシェル・プラティニ氏も参列。また、モドリッチャをホームとするサッカーチームで以前イェリッチ氏の愛息ぺタルも所属していたモドリッチャ・マキシマの選手達も会場では一際目立つ青と黄色のユニフォーム姿で氏の早すぎる死を悼みました。

20071011105708.jpg


<写真>20000人のモドリッチャ市民が葬儀に参列した事を報道する日刊紙Oslobodjenje。写真3弾目は悲しみにくれるイエリッチの妻及び息子

ちなみに9月最終日曜は心血管疾患の予防のため「世界心臓デー(ワールドハートデー)」と制定されており、折りしも今年はイェリッチ氏が死去した9月30日がこの日に当たりました。
聞くところによると死の数日前に同氏が自分の体験を絡めこのイベントの重要性を語っていたそうなので、本当になんとも皮肉な偶然なのか・・・
スルプスカ共和国だけでなくボスニア国民にとっても彼の死が国民それぞれの心臓について考える最大の教訓になってしまったのではないでしょうか。

大統領の死を悼みスルプスカ共和国側は3日間喪に伏しましたが(※学校は通常通りの授業)、新大統領選出の話なども話題に上がり出し、喪失感を伴いつつも時代はイェリッチ後へ少しづつ歩みだしています。

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Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

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なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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