topimage

2017-11

”ショック”な部屋で衝撃的体験~恐らく世界一シュールな(?)旧正月の光景~ - 2010.01.14 Thu

今週始めからほぼ正常通りの生活を取り戻したMic'o家周辺ですが、年末年始「そろそろ休み疲れしましたけど、何か?」シーズンのフィナーレを飾るのが、これまた「旧暦(ユリウス暦)」上の正月、いわゆる旧正月です。
もう、これであのはた迷惑な爆竹の音ともサヨナラね~☆(多分)

さて、旧正月を迎える直前になると思いださずにはいられない出来事があります。
名づけて「オット、"ショック"な部屋に収容」騒動。

話はかなり割愛しますが、6年前のこの時期にオットが原因不明の心臓発作により緊急入院しました。
結局地元の診療所から設備の整っている隣町の病院に搬送され、そこで即座に入院の診断を下されたのですが、その時に収容されたのが「”ショック”な部屋」だったのです。
といっても、部屋の環境が酷くてショックだったわけでなく、現地語だと文字通り「ショック部屋(Šok soba)」

実は「ショック部屋」とは通称で、正式名称は

集中治療病棟(odjel intenzivne njege→以下ICU)

知らせを聞いたオットの親友に付き添われて訪れた入院先の病院で当時インターンをしていたオットの友人から軽く状況説明を聞くことが出来たのですが、当時「ショック部屋」の意味を知らず「ああ、部屋の種類は聞きとれなかったけど、ICUではないみたいだから安心だわ」と楽観視したのもホンのつかの間でした(最悪の状況は越えたのと、インターンの友人が割と明るい表情だったのも勘違いの要因だったかも・・)

そしてインターンの友人に連れて行かれた先がICUだったのに愕然とする私・・・

とはいえ、これまでのイメージと違いICUとはいえど詰め所の看護婦さんから許可を貰えば入室できましたので(どんだけアバウトなんだ・・)、「ピーピーピー」とどこぞのベッドからか鳴り響く機械音が気になりつつもオットと面会する事も可能で、自分の目で状態を確認する事ができたのは助かりました。
(※但しボスニア全土の病院で患者以外がICUに入室できるのかどうかは確認しておりません。ちなみに私が出産したデルベンタの産婦人科病棟は父親を含め母子以外は立ち入り禁止、見舞いは入り口に設けられた小窓を介して許可されていました。)

オットは数日後には割と元気を取り戻したものの、それから1週間程は再発作の可能性がある為にICUで過ごす事になったのですが、やはりICUだけあって同室で時折息を引き取る人もおり気が滅入った様子。
そんな折、ICUにて旧正月を迎える事になったオットですが、年を越そうが明けようがICUの夜はいつもと同じように機械音が響き渡る中で過ぎていくのかと思いきや、日付が旧暦上の大晦日から新年に変わろうとする頃に詰め所から

「さあ、今日は夜明けまでお祝いよ~!」「夜明けまで行くわよ~!」

という、詰め所の看護婦さん達のゴキゲンな声が響き渡ったそうです・・

一応、いつもの看護婦さん達の働きぶりを考慮して擁護させて頂くと、患者に非常事態が起こらない合間を縫って旧正月を祝おうという事だったのだと思いますが、それにしても詰め所では正月の祝杯をあげて盛り上がる一方で、相変わらず生死の間で彷徨う患者達とその横で「ピーッ、ピーッ、ピーッ、ピーッ・・・」と冷たい機械音が鳴り響くICU

オットの話を聞き、かなりシュールな光景が頭に浮かびました(汗)
(映画「ボスニア(lepa sela lepo gore)」のラスト直前には更にシュールなシーンがありますけどね)

先程日本の某病院に勤務する看護婦さんのブログを拝見したところ、年越しにはドクターを含む病院スタッフでカウントダウンしたりおせちを食べたなんてお話があったので、案外病院もお正月はお祭り気分炸裂な感じなのでしょうか?
でも、いくらなんでもICUに隣接している詰所で騒ぐのか?・・ってちょっと思いますけど

旧正月から約1週間後に一般病棟での滞在を経てオットは一応無事退院しましたが、今その病院に先日の献血を必要としている方が入院中です。
その方は既に一般病棟に移られているようですが、今年も例の看護婦詰所では祭りが繰り広げられたのか、それとも静かな夜を過ごしたのか、知人の状況と同時に気になるところでもあります。







関連記事

● COMMENT ●

すごい体験ですねぇ。。。

ICUの詰所での騒ぎもそうですが、何より、旦那様がICUに入られたことがあるなんて。。。

リトアニアで生活しながら、時々理由もなく考えることがあるんですよね。夫が病気にでもなってしまったら、私はこの国でどうやっていこうかしらって。だから、今回の記事を読んで、看護婦さんたちの盛り上り方に驚きつつも(笑)、このとき、mic'oさん大変だっただろうな~、心細かっただろうな~、みっしゅ君がまだ小さい時だったんじゃないかな~、とかいろいろ想像してしまいました。

話は変わりますが、旧正月、ロシア系の友人・知人も、13日にお祝いしていました♪

>ゆたさくさん

まさか自分の身内がICU入りするなんて想像した事もありませんでしたが、本当突然に起こるんですよね。ウチの場合、朝方に突然叩き起こされて、寝ぼけた頭のまま「心臓がおかしい」ってパジャマに裸足のまま家を出て病院に向かうオットを見送り、なんだかまだ夢の続きを見ているのと錯覚しそうになった位です。しかも、その日に限って電話会社の手違いにより固定電話の回線切断されてるし!!(こんなんばっか・・・)まあ携帯が使えなかったのはオットがプリペイドのチャージを忘れていた為だったのでこれは自業自得でしたけど(汗)

実は正月からこの日までの約2週間、オットが様々なお祝い事でほぼ一日家を空けていた為、生活に関しては余り不便を感じなかったんですよね(大汗)薪ストーブは親戚の人が朝やって来て火を起こしてくれたし、お買い物はダンナの親友の家族がついでに必要なものを買ってきてくれたし。
でも、今考えるとたまたまオットじゃないと解決できない事がなかっただけで、もっと入院が長引いてたらやっぱり困ったこと沢山あったと思います。それじゃなくても入院中に息子が風邪から肺炎を起こしかけて高熱を出したので、まさかこのままだと息子まで入院か?!と心労はものすごかったですけど。

ところで旧正月、そちらのロシア系の方々も同じくお祝いされていたのですね☆このときも花火打ち上げたのでしょうか?

再び失礼します(^^)。

旧正月、私の耳に届いた花火の音は、たったの1-2発程度でした。独立して時間が経てば経つほど、ロシア拠りの伝統も薄れていっているのかな、という感じがします。

>ゆたさくさん


質問に答えてくださってありがとうございます☆

そうですか、習慣の中にも時の流れを感じますね。ロシア系の住人の方とリトアニア系の住人の方とではその変化の捉え方にも違いがあるのではないかと思います。


管理者にだけ表示を許可する

買出し その傾向と対策 «  | BLOG TOP |  » ボスニアでも ありがとーぅ ~献血のチカラ~

プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
======================================

1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

http://ameblo.jp/micobih/

仕事関連や刺繍に関する問い合わせはtagjug@hotmail.comまでお願いします。(状況により返事が遅れたり、返信できない事もありますので、予めご了承下さい)

※お問い合わせに関するお願い
ここ数年、在外邦人をテーマにしたある番組から出演依頼のメールを頂くのですが、諸事情によりプライベートな生活の紹介を含むTV取材等は遠慮させて頂いております。何度お断りしても他のルートを通じて繰り返し同様のご連絡を頂くので、当方もその都度お断りの返事をしなければならず、大変困っております。私にだけでなく、知人にも迷惑が掛かっているケースもありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
========================================

ブログランキングに一応参加中
にほんブログ村 海外生活ブログ 東欧・中欧情報へ
にほんブログ村

ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

カテゴリー

最近の記事

月別アーカイブ

最近のコメント

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード