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2017-03

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 - 2007.06.29 Fri

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モスタールの「スターリ・モスト(古橋)及び旧市街」に続き、先日のUNESCO世界遺産委員会においてセルビア国境に程近い東部の街・ヴィッシェグラドの「メフメド・パシャ・ソコロビッチ橋」が世界遺産に登録されました。
ヴィッシェグラ-ド出身のオスマン帝国大宰相メフメド・ソコルル(ソコロビッチ)※によって1511年から1577の間に建設されたこの橋は、1961年にノーベル文学賞を受賞したイヴォ・アンドリッチの作品「ドリナの橋」の舞台としても名が知られ、何世紀にも渡りセルビアとボスニアの人々及び文化を繋ぐ役割を果たしてきました。

今回の世界遺産登録により、国内の2つのエンティティー(ボスニア連邦及びスルプスカ共和国)に各一箇所づつ世界遺産が存在する事になります。(ヴィシェグラ-ドはスルプスカ共和国に位置する)

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※メフメド・ソコルル(ソコロビッチ)
ヴィシェグラ-ドのキリスト教一家に生まれたが、オスマン帝国により童税として徴発されイスラム教に改宗。
イスタンブルの宮廷学校で教育を受けた後、能力が認められ同帝国の大宰相に抜擢される。
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ちなみに6月28日というのはセルビア正教徒にとって「ヴィドヴ・ダン(聖ヴィトゥスの日)」ですが、1389年にコソボポリェの戦いでセルビア王国がオスマントルコに屈した日であると同時に、1914年にはボスニア青年党のセルビア人党員ガブリロ・プリンツィプがサラエボ訪問中のオーストリア皇太子夫妻を暗殺事件が勃発した日であるなど、宗教上の1聖人の日というだけでなく歴史上非常に意味を持つ日です。奇しくもこの日、歴史に翻弄されて来たボスニアを見守ってきた橋が世界遺産に登録されたというのも何かの因果なのかもしれませんね。

ボスニアを代表する2つの橋が世界遺産に登録されているという事は誇らしい事であると同時に、登録後の維持にも登録に漕ぎつける以上に力を入れていく必要があります。ボスニア初の世界遺産であるスターリモストには数年前サッカーサポーターによるものと思われる落書きが発見されるなど、地元全体で世界遺産を維持していこうという気運に欠けるのではないか?と思われる出来事も起こってますし、今回の会議でもUNESCO側からスターリモストとモスタル旧市街の現状に関する質問がなされたようです。
オマーンの動物保護区はそこに生息する希少動物の激減や保護区面積の大幅縮小を理由に世界遺産登録から除名処分を受けたそうですが、世界遺産登録を受けた事で国や行政当局はもとより住民も世界遺産の名に相応しい状態での保存に心を砕いて欲しいものです。

● COMMENT ●

やりましたね~

予想だにしていなかったので、ニュースを聞いてまさに青天の霹靂・・・という感じでしたが、嬉しいできごとです。

通称名のドリナの橋の方が呼びやすいですね(本名はちびっと長すぎて)。

いいネタがやってきた~とばかりにブログに記事を書こう書こうと思いながら、機を逃してしまいました。
そんな中、Mic'oさんがあまりにもうまく記事をまとめてらっしゃるのに脱帽。
もはや私が書く必要もないな・・・と思いつつ、あとでこっそり記事にしよう思っています。
(その時は盗作だと言われないよう十分気をつけます・・・)

登録されたことでめでたしめでたし、ではなく保全に努力して欲しいですね。橋だけでなく、川もゴミを捨てずきれいにしていってほしいと願っています。

>イエティさん

この橋が「メフメド・パシャ・ソコロビッチ」という名称だったというのは現地の人でもこの世界遺産指定で知った人が結構いるんじゃないでしょうか。
マスコミ報道を聞いていても「ビシェグラ-ド橋」と呼ばれていたり色々呼称があるみたいですね。

盗作と思われるとか考えた事もありませんでしたが(情報源がほぼ一緒な場合、あるていど紹介の内容が類似してしまうのはある程度仕方ないですから)
、イエティさんなりの切り口で紹介文書いてみてくださいね。


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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イミリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年1月15日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 62.16 円

<クロアチア>1ク-ナ= 16.15円

<セルビア>1ディナール= 0.98 円

<マケドニア>1ディナール=1.97 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 121.32円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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