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2017-10

復活路線は郷愁の心を乗せて~サラエボ・ベオグラード間鉄道再開~ - 2009.12.14 Mon

「鉄子」(初級レベル)としては何をおいてもお伝えしたいこのニュース。
(※「鉄子」というのは鉄道好きの女子の事でして、金属としての「鉄」好きではありません>汗)

12月13日、18年(一部のメディアでは「19年」と報道)の時を越えてサラエボ―ベオグラード直行路線が復活し、記念すべき第一便がベオグラードを出発する様子がTVで紹介されていました。
サラエボ及びベオグラードからそれぞれ1日1便運行されるそうでして所要時間は9時間弱だそうですが、運行スケジュールは以下の通りです。

サラエボ 11:35 発 → ベオグラード 20:18着

ベオグラード 8:15発 → サラエボ 17:35着
※途中クロアチアのスラボンスキ・シャマツ(Slavonski Šamac)とセルビアのシッド(Šid)で国境コントロールがあります

片道の乗車料金は25EURO(に相当する現地通貨)

鉄ちゃん、鉄子の皆様は車両も気になるかと思いますが(笑)、セルビア鉄道、ボスニア連邦鉄道、そしてスルプスカ共和国鉄道の車両各1両づつの3両編成となるそうです。(定員150人)

残念ながら内戦後の初運行は路線復活の情報が広まっていない事もあってか乗客20人と寂しいスタートとなったようですが、ニュースのインタビューに答えた初老の乗客は「以前より数時間運行時間が長くなってしまったが(※2つの国境チェックの為)ワシはユーゴにノスタルジーを感じているから、この路線の復活を嬉しく思っている」という趣旨のコメントを残していましたが、既に2都市間で運行しているバスと違ってボスニア・クロアチア・セルビアの旧ユーゴ3カ国の風景を楽しめるこの路線、上の老人と同様に「ユーゴノスタルジー」を持つ乗客達を運んで行く事でしょう。

※ユーゴノスタルジーの関連記事 
「チトー政権よ、もう一度!」広まるユーゴノスタルジー
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/cj-20080425-01/1.htm

関連記事

● COMMENT ●

サラエボ⇔ベオグラードを最短距離で結ぶものではなく、北をぐるっと回っていくものなんですね。
位置関係が分からなくて、Googlemapのお世話になりました(笑)
貧富の差が激しくなっているクロアチアでも、旧ユーゴのノスタルジー熱は高まっているようです。
一方、チトーは独裁者だと、チトー広場の改名を要求する小規模デモに出会ったりもします。
ユーゴ解体で運命が変わってしまった人々も多くいるのでしょうね。

こんばんは。実は鉄子さんだったとは初級レベルといえども、なんだかすてきに響きます。
私もバニャルカに滞在していた時に足がなくてデルベンタやドボイまで汽車で行こうか迷った事があったのを思い出しました。
ボスニアの道は決して悪くないので、選択肢としてはどうしてもバスになってしまうのですが(時間がなかったので運転手付きレンタカーにしました)、それでも汽車の旅がこれからも残ればいいかな・・と個人的に思った次第です。
マイナーな地域のマイナーな情報(失礼!)、これからも楽しみにしています!

>タヌ子さん


ボスニアは鉄道網が余り発達していないのでそういう経路になってしまうのだと思います。
GoogleMapで検索してくださったんですね!このブログにもボスニアのマイナー都市がボチボチ登場するので地図で位置関係を紹介できるようにしたいと思います。(ただ、Googlemapには敵わないと思いますが>汗)

ユーゴノスタルジーに関しては昨日もオットと話をしていたのですが、これから更に失業する人が増えると更にティトー時代を懐かしむ人が増えていくのかもしれませんね。
でも、リンクした関連記事でも述べられているように、ティトー時代の「豊かさ」は非現実的な部分もあったみたいですし、当時も職を求めて国外に出た人も大勢いたわけですから。
それにしても、ティトー時代の後に生まれた子ども達が「あの時代はよかったんだ」とつぶやくのを聞いて「え?!」と思った事があったのですが、先日東西ドイツ統一特集で若者が「共産時代はよかった」とコメントしているのを聞いて、状況が似ているな~と思いました。どちらも自分の体験から語っているわけではなく親の話をそのまま自分の意見としているのでしょうね。

でも、教育の分野などでは労働者レベルでも複数の子どもを大学院(博士含む)まで卒業させる事ができたりしたわけで、義務教育レベルの費用負担で四苦八苦して子ども1人無事大学入学させることができるかと悩む私達からすると羨ましい点はありますね。

>nilさん


> こんばんは。実は鉄子さんだったとは初級レベルといえども、なんだかすてきに響きます。

身内に鉄道関係者がいた事もあり、気が付けば幼少の頃から時刻表とにらめっこで新幹線ごっことかしてました。恐らく筋金入りの鉄子さんになるのは無理ですが、機会があれば色々な電車に乗って旅をしたいと思ってます。
でも、私より息子の方が鉄道好きのDNAを多く受け継いでいるようでして、時間があれば鉄道ファンご用達の雑誌の眺めてます(「読む」じゃなくて「眺めているの」がポイントです)

ボスニアは鉄道網よりバスや車での移動が便利ですよね。デルベンタは蒸気機関車の引退に伴い駅も閉鎖されてしまったので、ペーパードライバーの私はもっぱらバスでの移動がメインになってしまいます。ただ、一度だけ電車に乗りたいがためにサラエボからドボイまで電車移動し、夫にドボイまで迎えに来てもらった事はあります。
バスの旅も悪くないですが、やっぱりガタンゴトンと電車に揺られ、車窓から景色を眺めながらノンビリ旅するのは捨てがたいですよね。

地方に住んでいる者としてできるだけ注目を浴びる事が多いサラエボ以外の情報発信を・・と思うとマイナーを極めたような情報提供になってしまいますが、なるだけ地域情報に留まらず、それをネタに世界の様々な地域との共通点などを見出していけたらと思っています。
とはいえ、nilさんのように現地の話をシェアできる人は本当に貴重な存在なので、また滞在時の体験談など教えてくださいね。



鉄子じゃない私でも、このニュースには心が躍りました。
サラエボ(BiH連邦側)-ベオ間のバス路線復活に続き、利用者にとっては選択肢が増えて嬉しいばかりです。
BiHでの移動は路線が一番発達しているバスが便利ですが、鉄道ってなぜか郷愁を誘うんですよね。

新聞情報では、サラエボ→ベオグラードの乗客はもっと寂しい15名だったそうですよ。
電車だと足を伸ばしたり、ふらっと車内を歩き回ったりできるのがいいですね。
車酔いしやすい私には電車はもってこいなので、今度ベオグラードに行く際には電車で決まりです!

ただ、鉄道局(特にBiH連邦)はしょっちゅうストライキやっているので、それが玉にキズですが・・・。

>イエティさん


これで飛行機・バス・鉄道とサラエボ・べオ間を直通で結ぶ交通網が揃いましたね!
恐らくバスと鉄道では余り所要時間に差がないのではと思いますが、通路が狭いとはいえ、長時間の移動中座りっぱなしでいなくてよいというのは楽ですよね。
逆に言えば、ちょっと盗難などが心配ですけど・・

電車の件も余りまだ情報が広まっていないようですが、連邦側からスルプスカ共和国側やセルビア方面へのバスが出ている事を知らない人も少なくないのではないかと思います。
私がこちらに住み始めた時点で既に連邦側のターミナルとスルプスカを繋ぐ路線が復活してましたが、数年前に「デルベンタからサラエボに来るなら東サラエボ側のターミナルだよね」と当然のように聞かれて、バスを利用しない人はいまだにそう思っているんだな~と思ったことがあります。

残念ながらデルベンタからべオはバスで行くのが一番便利なので(特にクロアチア経由)鉄道でべオ入りする機会はなかなかないかと思いますが、もし同路線利用された際には体験談を紹介してくださいね☆


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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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