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2017-10

揺らすのはゴールネットで十分だ! - 2009.10.12 Mon

10月4日付けのブログ「そして、フィールド外の負の連鎖は続く・・」でお伝えしたシロキ・ブリェグでのサポーター乱闘事件の余波は治まる事なく、サラエボサポーター殺害容疑者の留置所からの脱走、サラエボ、シロキ・ブリェグにおける抗議デモ、そして関連してサラエボ近郊のカトリック教会への投石事件など、この事件の影響はサッカー界に留まらず社会全体に暗い影を落としております。
そんな中ボスニア・サッカー代表は2010W杯予選に臨む為、敵地エストニアへ向かいました。

試合開始前には先の事件で死亡したサラエボサポーター、ヴェドラン・プーリッチの死を悼み両代表選手が1分間の黙祷をささげ、ボスニア代表の選手達は腕に黒の喪章をつけて試合に臨みました。

試合は30分にジェコの先制でボスニアが優位に立ち、64分にはイビシェビッチが追加点を決めたところでグループ2位でプレイオフ進出がほぼ手中に。
このまま崩れる事なく試合終了し、ボスニアサッカー悲願のプレイオフ進出を決めたのでした。
一部のフーリガンによる愚行がボスニア社会を揺らしている最中、相手ゴールネットを揺らしたボスニア代表の2つのゴールには爽快感を感じましたし、また現地スタジアムで声援を送ったボスニア・サポーターのフェアな姿勢にも非常に好感を持ちました。

試合翌日の午後にサラエボ空港へ到着したボスニア代表をサポーター達が熱烈歓迎で待ち受けていたようですが、その空港付近ではアメリカ、EUからの代表者を交えボスニアの将来を左右する話し合いが持たれています。
サッカーの試合結果に国が一喜一憂している状況ではないのも確かですが、でもこんな時だからこそ、暗雲立ち込める国内においてはたった一筋の輝きに過ぎなくても、代表の活躍が明るい光をもたらして欲しいとも思うのです。

尚、予選最終戦は10月14日、これまで9試合全勝のスペインをホームに迎えます。

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先日、W杯欧州予選でのセルビアサポーターの悪質な行動を理由に、FIFAが、セルビアに勝ち点減点を警告したという記事を読みました。

最近mic'oさんが書いてくださっているようなサポーターの暴挙は本当に許せませんね。結局のところ、彼らが応援しているチームの選手、さらには競技そのものを冒涜する結果になってしまうのに、どうしてこういうことを繰り返す人たちがいるのでしょうか。

リトアニアでもバスケットボールの試合後に、サポーター同士の諍いがあったり、バス停など、公共物が破壊されるようなことがあります。そういうことが起こるたびに、本当に嫌な気持ちになります。

>ゆたさくさん

フーリガンの問題は本当に頭が痛いです。選手がどれだけ頑張っても自称サポーターに足を引っ張られたらたまったものじゃないですよね。土曜の試合はセルビアが5-0とルーマニアに圧勝した事もあってか罰則を科せられるような行為はなかったようですが、水曜には予選最終戦の対フランス戦が残ってますし、フランスといえば先日セルビアの首都・ベオグラードでフランス人サポーターが殺害される事件もありましたから、代表ではなくクラブ単位の試合絡みで起きた事件とはいえ、その事を原因として何か揉め事などが起きないか心配しています。

私がセルビアに一年間住んでいた際には頻繁にサッカーの試合を観にいきましたが、ダービー戦はちょっと物々しい雰囲気だったとはいえ、それほど緊迫した状況に直面した事はありませんでした。
でも、今は傷害事件が起こる事がしょっちゅうですし、サッカーを楽しむという次元ではなくなってしまったのが残念です。

暴動を起こすサポーターって結局試合の結果がどうであれ暴れる事が目的で集まってるんだと思います。他のサポーターや選手が巻き込まれるのは真っ平ごめんですよ、本当に。

ボスニアもまだ多少くすぶっている民族感の対立などから国内全域のチームが参加しての国内リーグ発足は危ぶまれていましたが、実際蓋を開けてみるとサポーター同士の衝突=民族間の衝突とは限らないんですよね。案外同じ民族同士のサポーター間の小競り合いもありますし、どんな状況下でも理性のないサポーター(フーリガン)は暴れる言い訳を探しているだけなのだと思います。


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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

http://ameblo.jp/micobih/

仕事関連や刺繍に関する問い合わせはtagjug@hotmail.comまでお願いします。(状況により返事が遅れたり、返信できない事もありますので、予めご了承下さい)

※お問い合わせに関するお願い
ここ数年、在外邦人をテーマにしたある番組から出演依頼のメールを頂くのですが、諸事情によりプライベートな生活の紹介を含むTV取材等は遠慮させて頂いております。何度お断りしても他のルートを通じて繰り返し同様のご連絡を頂くので、当方もその都度お断りの返事をしなければならず、大変困っております。私にだけでなく、知人にも迷惑が掛かっているケースもありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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