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2017-07

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粉雪と感動が降り積もる夜 - 2009.02.20 Fri

ボスニアで地方都市に住んでいると不利だな~と思う事の1つがイベントの開始時間。
スルプスカ共和国側における最大の都市、バニャ・ルーカまではバスで1時間半程の距離なので、
ちょっと気になるイベントやコンサートなどを新聞でチェックしたりするのですが、
大抵の場合、開始時間が午後8時以降なんですよね~。
日中や夜でももう少し早い時間に始まるのならまだしも、開始時点を確かめた時点で諦めモード。
それ以外にも息子を連れて行けない場合は彼の預け先の事もありますしね(仕事ならまだしも、自分の楽しみの為に面倒をみてもらうのって
なんとなく気が引けてしまうので・・)

そんな状況なので、夜の外出というのは検討する前に諦めてしまう事が恒例化しているのですが
今回はオットの強烈なサポートと知人からのありがたい申し出もあって、迷いを振り切って行って参りましたよ。

久々の大人の時間を過ごしたのは
「ボスニア人歌手ヤドランカ・ストヤコヴィッチと日本人箏、薩摩琵琶演奏者によるコンサート」
(コンサート名は在ボスニア日本大使館Hpで紹介されていた名称に準じました)
ヤドランカさんと共に演奏された琴奏者は稲葉美和さん、薩摩琵琶奏者は坂田美子さんです。

ボスニアの国民的歌手として名高いヤドランカさんは現在日本在住。
これまでにも日本人アーティストと共演するコンサートをサラエボで何度か開催されていますが、
今回は約20年振りにバニャ・ルーカでのコンサートという事で現地のマスコミの関心もMAXです。
コンサートのお知らせは早いうちから頂いていたのですが、こちらのコンサートの開始時間も午後8時。
当日まで悩みに悩んだ挙句、オットの「何言ってんだよ!ヤドランカだよ?しかも日本のアーティストも演奏するなら迷ってないで行ってこい!」という強烈プッシュと、「よかったら帰りは我が家に泊まってね」という現地在住の友人からのありがたい申し出に
心も決まり、息子には「ママ、今日お泊りしてくるね~」と既成事実を伝えて出発~。
(息子もママの不在は出張で慣れているせいか「明日僕が学校から帰ってくる前に戻ってきてね~」とあっさりしたもの^^;)

バニャ・ルーカ到着後に街中のカフェでコーヒーブレイクしてから余裕をもって会場に向かったはずなのに、開演約1時間前には既に会場ホールのドアが開くのを待っている人の波、波、波。そして私が列に並んで間もなく、ロビーは身動きが取れないほどの混雑に(@0@)
一緒にコンサートを鑑賞する事になった友人とも携帯でお互いの位置を確認しつつ何とか落ち合えましたが、残念ながら会場のキャパシティーの関係で入場できなかった方もいるようです。
割と後の方で入場したのでもう残りの席に座るしかないかな~と諦めていたら、何故か前から2列目の席がいくつか空いていてリザーブ席でない事を確認した上で着席。(ラッキー!)
そういえばボスニアに来てからというもの、コンサートといえば裏方(通訳&調整役)のお仕事で会場にいながらゆったり演奏を楽しむという事がなかったのですが、今回はこんないい席で、しかもボスニアの国民的歌手と日本の演奏家の方々の演奏を堪能できるなんてなんて至福の時なんだろうか・・

そして、ステージに姿を現した演奏家の方々。ヤドランカさんがギターを抱えてスッと立ち上がった姿に思わず「かっこいい!」と思わず声を上げてしまいました。
翌日、知人にコンサートの報告をした際に「やっぱりヤドランカっていったらギターっしょ!」と話してたので、昔からヤドランカさんを知る人には「ヤドランカ=ギター」というイメージなのでしょうね。
果たして、コンサートは感動に手が震えた位素晴らしいものでした。
コンサートの内容はヤドランカさんの代表曲と日本の伝統的な楽曲等で構成された全13曲。
ヤドランカさんが奏でるシャルギヤ(ボスニアとその周辺国の民族弦楽器)と日本の伝統的な楽器である琴や琵琶が奏でる音色、そして日本語(もしくは現地語)の歌詞が調和し、心地よい音としてスッと観衆の心に溶け込んだと思うのは、日本人である私の耳が現地の民族楽器と邦楽器の音に馴染んでいるからという理由だけではないと思います。
コンサートが始まる直前に降り出した雪のように、会場ににそっと感動が降り積もっていく、そんな印象を残したコンサート。勿論最後の曲が終わった後は会場全体がスタンディングオーベーションです。

banski dvor_1

(さすがに演奏中は撮影するのを遠慮した為、終了後の会場の様子のみカメラに収めました)

また、バニャルーカでの公演を含め、ザグレブ(クロアチア)、サラエボ、バニャルーカと続いた今回のコンサートツアーに関しては、素晴らしい琴の演奏を披露してくださった稲葉美和さんがご自身のブログにて3回に渡り報告レポートをアップされています。
「稲葉美和の一杯飲みながら」

コンサートの翌朝は息子の下校時間に間に合うようにバス飛び乗り「朝帰り」した私ですが、周囲からは白い目を向けられるどころか「コンサート行ってきたんでしょ~!!」と羨望のまなざしを浴びてしまいました。
次回は皆でライブの感動を共有できるよう、希望者を集めて現地発のコンサートツアー組んでみましょうかね(^^)





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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イミリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年1月15日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 62.16 円

<クロアチア>1ク-ナ= 16.15円

<セルビア>1ディナール= 0.98 円

<マケドニア>1ディナール=1.97 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 121.32円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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