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2017-11

やましい事はございません(笑) - 2005.10.03 Mon

日本では国勢調査が行われたそうですが、先日Mic'o家にも警察のガサ入れ、いや、ある調査が入りました。

来客を知らせるチャイムの音に、ドアを開けると門の向こうに警察官の姿が2人。もう数年前の話になりますが、警察に御用になった男が自分の連絡先として勝手に我が家の住所を残していたとかで、その迷惑男の所在を確認する為に何度か警察の訪問を受けた事がありますが、今回の訪問の用件は私の所在確認。勿論、犯罪の容疑を掛けられているわけではありません(爆)外国人の滞在調査という名目です。

毎年数ヶ月単位で里帰りはしていますが、大半はボスニア、どころかデルベンタから出る事もなく、過ごしている私。滞在に関して全くヤマシイ事はないわけで、しかも現在は永住権も保持していますから(もう一度誤解のないように言っておきますが、永住権と国籍は別物です)鬼に金棒。外国人IDカードでもパスポートでもご希望のモノをお見せしますわよ、と大船に乗った気分で対応です。
その後、警察官サイドからは、夫と子どもの名前、初めてボスニアに入国(居住者として)した日、ビザの種類、家の持ち主といった事を質問されました。「ここに住んでいる上で困った事はないか」とか「日本とボスニアはどちらが住みやすいか」といった事も訊かれましたが、不便な事だらけでボスニア生活をスタートさせた事もあってか今の生活は多くを求めなければ強いて不自由な事として挙げる点はないし、どちらが住みやすいか?の問いに対しても「どちらの国にも片方にはない良さがあるし、ボスニア生活に関しては必要以上にセカセカする事がなく、精神的に余裕があるのが気に入っている」とだけ答えました。
ちょっと優等生っぽい答えかな、とも思いましたが、国全体としては改善するべきだと思う事も多々あるけど、それは警察が改善できる事でもないし、彼らも特にこの国に対する意見を求めたのではないでしょうしね。

それにしても、今回は警察官2人組で来訪したのですが、この2人がまた絶妙なコンビで質問を受けながら時に笑いがこみあげてきそうになりました。いかにもまだまだ仕事に慣れてない警官と仕事がデキル警官のコンビ、しかも先輩後輩が逆転してる感じだったので・・

Mic'o「門の向こうから質問というのもなんですから、家に上がられます?」
警官1「そうだな、それでは・・」
警官2「そんなに時間をとらないのでこのままでいいです」
Mic'o「デルベンタも外国人の数が増えてきているのでしょうか?」
警察1「沢山いるね」
警官2「まだそんなに増えてません。20名位だと思います」
警官1「(私のデータが掛かれているノートを見ながら)生年月日は?」
警察2「それはデータとして既にノートに記載されています!」
警官1「(私が永住権を持っていると説明した後で)で、次のビザ更新は?」
警察2「さっき永住権を持っていると答えただろう。だから更新は必要ありません」
(正確に言えばパスポート更新の際に新たに永住権のシールを貼ってもらう必要がある)

私には警官1の方警官2より年配に見えたのですが、2の方が仕事のデキる警官に見えたのは年功序列に関係なく彼の方が警官1より外国人関連のセクションに関わっている時期が長いためなのかもしれないし、一概に警官1が後輩にうだつが上がらないとは言えないと思います。
でも、警官2のように自分の仕事が分っている人がいると、既に警察側で把握しているデータも二重に訊かれて余計な時間も取られる事もないし、今ボスニア内を揺るがせている警察改革よりも、警察官のクオリティー向上に力を入れて欲しいと思うわけです。
国境もそうだけど国内のあらゆる機関をマルチエスニック化するのがゴールではなくて、そこからどう仕事のクオリティーを高めていくのか、そこまでしていかないと意味ないんだから、というかそこが重要なんじゃないんですか。
軍や警察のエンティティーの枠を外し国内の民族融和を推進させても、優秀精鋭な人材が集まってくるところか、民族に関わらず自分の仕事が十分にこなせない人ばっかり配置してたらどうしようもないんだから・・

本題から逸れましたが、調査といっても堅苦しいものではなく、時には笑いがこぼれたり、時にはしんみりしたり、と世間話に近いスタイルで、すっかりリラックスした私は「離婚しないかぎりはここに住んでると思いますから日本に逃亡してないか時々確認しに来て下さいね~」などと冗談まで飛ばしてしまいました。
これに対して警官2まで「日本人は武道が強いからご主人は大変だ」などと苦笑してるし。でも私、武道に関しては柔道3ヶ月しか経験ないですから(しかもダンナはキックボクシングのコーチしてますから~)

ダンナの帰宅後警察の訪問について一部始終を話したところ、「そういう時には、ここぞとばかり思いっきりグチるのがここのやり方だ」とニヤリ。そういう彼は、日本滞在中訪ねてきた最寄の交番の警察官を家に招きいれた上、「京都のリンゴは名古屋(当時彼の身内が住んでいた)のリンゴより高いので、名古屋に行く度に一箱買って来ないといけない。」などど警察官に対して京都の物価の高さを延々語り続けたそうで、その後警察は二度と彼の家を訪れる事はなかったとか・・(汗)
でも、上でも書いた通り、現時点では特記する程困っている事もないし、大した事無い事を針小棒大に語るのは時に見苦しさを感じる事もあるので、私の答えはこれでよかったのではないかと・・と納得していたら、1つ思いつきました。
それは外国人IDカードの料金と有効期間。ボスニア国民より料金5倍で有効期間半分(5年)というのはあんまりではないかと・・しかもこれ警察の管轄なのできっちり苦情しておくべきだったな~と今頃後悔しております。
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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
「ボスニアで手に色(しょく)生活」

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ボスニア北部の伝統刺繍作品

画像をクリックするとアルバムが閲覧できます。(今後随時作品を掲載していきます)

なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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