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2017-10

さくらとBehar(べハル)の咲く頃に・・ - 2006.03.31 Fri

日本からも各地で桜が満開になったというニュースが報告されますが、先日ボスニア各地に日本の桜を植樹するお手伝いをさせて頂く機会がありました。
今回お話を頂いたのは「イピル・イピルの会」という女性グループ。幼稚園のお母さんグループからスタートしたこの会は発足から20年になるそうで、地道に息の長い活動を続けています。
当初フィリピンの少数民族の子ども達に対する奨学金援助から始まった活動は内戦や震災地での人道援助へと幅を広げ、ボスニアにおける桜の植樹活動は2002年から行っているとのこと。今回は首都のサラエボに加え南部のモスタール市、及び北西部のバニャ・ルーカ市にも桜を寄贈するとの事で、約一週間で文字通りボスニアを一周する慌しい日程での活動となりました。走行距離ではあいのりをも凌ぐかも?!(何故「あいのり」を引き合いに出したのかはまた後日☆)

サラエボ滞在中は天気に恵まれず、雪が降りしきる中での植樹活動を余儀なくされましたが、モスタールは元々冬でも温暖な土地な事もあって連日植樹日和、そして積雪が懸念されていたバニャ・ルーカでも地面に積もっていた雪が溶け、作業中はシャツ1枚でも十分な位の暖かい陽気に恵まれました。
一行のボスニア滞在中に植樹が出来たのは持参された400本のうちの一部なのですが、今回は桜の専門家の方も植樹に同行し、残りの作業を引き継いでくれる現地の作業員に日本の桜の植樹方法を伝授したので、私の通訳が間違ってなければ(汗)、というよりも専門家のレクチャーを「聞く耳」を持っていれば残りの苗木も正しく植えてもらえる事でしょう。
現地の作業員は桜の植樹に関しては初心者でも、園芸に関しては「一応」専門家ですからね。

この植樹活動中私にとって最も充実していたのがバニャ・ルーカ大学農学部での一時でした。同学部の学生達に専門家の方がレクシャーを行った後共に植樹作業を行ったのですが、元々興味を持っているだけあって積極的に作業に取り組んでくれるし、作業の段取りを飲み込むのも早いのでうっかり日本語で指示してもちゃんと必要なものが出てくるし(笑)、日本と現地の接木の違いについて質問が飛ぶし、黙々と植樹に打ち込むだけでなくこれぞ国際交流!といった時間でした。(個人的な事ですが、学生の中にダンナの元・教え子がまぎれていた事も判明・・^^ )

元々植物関連の事には疎い私ですが、今回の植樹に同行させて頂いたことで街に植えられた苗木に目が行くようになりました。ちなみにボスニアの土壌はアルカリ性が強いそうです。(Ph6.8-7.0位)恥ずかしながら、国内に植樹されている木の多くがリンデンバウム(菩提樹 現地語ではLipa)である事も今回初めて知りました。

各地に寄贈された桜は、勿論その土地の風土に合ったものが選ばれているのですが、その中でもモスタール市に送られた桜は現地に早春の訪れを告げるBehar(リンゴやアーモンドなど果樹に咲く花の総称)と同時期に開花する可能性もあり、もし日本の桜とBeharが時同じくして花開いた暁には私Mic'oが特別レポーターとして開花の様子を報告する役目をモスタル市関係者の方から仰せつかりました。
まぁ、それは冗談だとしても、今回植樹した木が花をつけ始める数年後には日本の桜とbeharが共にモスタールの春の使者としてニュースに取り上げられるかもしれませんね。そのレポートの様子を脇から眺めるヤジウマの中に私の姿があるかもしれませんので、その暁にはTV画面の端の方にもご注目下さい(^^;)
tresnjaumostaru.jpg

(上の画像はボスニアの日刊紙「Dnevni Avaz」に活動が紹介された記事。その他国内の日刊紙数紙にて今回の植樹の事が紹介されました。)

イピル・イピルの会の皆様、そして今回の植樹ツアーに参加された皆様、強行日程の中本当にお疲れ様でした。今後も苗木のケア等に関して改善点が発生するかと思いますが、今回の桜が開花した暁には、時に一戦交えた現地の関係者も呼んで花見の宴を催したいものですね。その際には是非養命酒もご持参下さい(笑)

イピル イピルの会のサイトはこちらhttp://www2.bbweb-arena.com/sheep/
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プロフィール

Mic'o(みーちょ)

Author:Mic'o(みーちょ)
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1999年からボスニア・ヘルツェゴビナ北部の小都市・デルベンタに在住。現在は主婦時々お仕事の生活。
これまでに関わったお仕事は、各種通訳及び翻訳(セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)、取材コーディネーター、ボスニア関連コラム(サッカー、生活事情)執筆、ラジオ出演など。
詳しい経歴はこちら⇒http://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htmhttp://www.geocities.jp/prirodnaljepotabih/profile.htm)


2015年からボスニア北部の伝統刺繍(ズミヤニェ刺繍、イムリャニ刺繍)に取り組んでおり、ボスニア国内や日本でこれらの刺繍を紹介するイベントを開催してきました。また、これまで制作してきた刺繍作品を紹介するブログを更新しております。
「ボスニアで手に色(しょく)生活」
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ボスニア北部の伝統刺繍作品

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なお、画像の無断転載を固くお断りします。

2017年ボスニアの主な移動祝日

年によって日付が変動する各宗教の移動祝日。2017年は以下の通りです。

4月16日 イースター
(ローマカトリック、セルビア正教)

6月26日 ラマザン・バイラム初日
(イスラム教)

9月2日 クルバン・バイラム初日
(イスラム教)

旧ユーゴの為替レート(対日本円)

Bloomberg.co.jpの為替レートを基にしています。

(2017年9月9日現在)※実際の両替レートとは若干差があります

<ボスニア>1コンヴェルティビルナ・マルカ= 66.32 円

<クロアチア>1ク-ナ= 17.45円

<セルビア>1ディナール= 1.08 円

<マケドニア>1ディナール=2.1 円

<スロベニア、コソボ及びモンテネグロ※>1ユーロ = 129.79円

※モンテネグロ及びコソボは欧州連合に加盟していないものの、通貨としてユーロを導入中

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